敷引というのは、主に関西地区の居住用建物の賃貸借において行われている慣行のことです。 敷引は、賃貸住宅入居の際、敷金や保証金の名称で借主から貸主に対して支払われる預り金を、退去時に借主の債務の有無に係らず、一定割合を差し引いて返還することをいいます。
敷金や保証金の名称で借主から貸主に対して支払われる預り金というのは、借主の入居期間中の債務の担保としての性格を有しています。 なお、敷引きと同じ意味で、償却が使われることも多いです。
事業受託方式というのは、土地の有効利用方法の1つです。 事業受託方式は、土地所有者からの依頼を受けて、不動産会社(ディベロッパー)が、事業計画の策定、資金の調達、工事の受注、テナントの斡旋、完成建物の管理等の土地利用事業に係るすべての業務を引き受ける方式のことをいいます。 また、事業受託方式では、不動産会社が完成建物を一括借上げする等の方法によって、土地所有者の収入を保証するケースが多いです。 ちなみに、この事業受託方式は、信託銀行の土地信託に対抗するために不動産業界が開発した者で、昭和56年頃から急速に普及してきています。