親から借りたお金を頭金に充てるのは認められるのですか?
以下の要件を満たせば、親からお金を借りることが認められます。
■定期的な返済の事実
※振込みや自動振替の利用によって、しっかり記録に残す必要があります。
■常識の範囲内の金利による利息の支払い
※利息が多額になるケースでは、親に所得税がかかることもありますので、金利の設定には注意してください。
■借用書※の存在
※借入を証明する金銭消費貸借契約書
親からお金を借りるときの注意点としてはどのようなことですか?
マイホームを取得する際に、親に資金援助してもらい、それを借入金とする場合には、借用書が作成されている等の諸条件を満たしている必要がありますので注意してください。
こうしたことが問題になるのは、親からの借入金についても、金融機関へのローンの返済と同時に返済を継続していく必要があるのですが、実際には難しい場合が多いため、事実上の贈与になりかねず、税務署が神経質になっているという事情があるからです。
事実上の贈与とみなされる場合とはどのような場合ですか?
以下のような場合は一部が贈与税の対象になることもあり得ますので注意が必要です。
■明らかに子供に返済能力がないケース
■借入時の親の年齢が70歳と高齢であるにもかかわらず、35年返済を設定するようなケース |