住宅ローンの基礎知識その2



毎月返済額の決め方は?

理想的な毎月の返済額というのはあるのでしょうか?

住宅ローンにおいて、一般的に理想的な毎月返済額というのは、年間返済額が年収の20%以内とされています。

これですと、ライフプランの変化にも対応できるゆとりのある返済額となります。

住宅を購入した後は、子供の教育費、車の買い換え、老後資金など、当初はかからなかった資金が必要になることも予想されますし、金利が上昇し返済額が増えることも考えられます。

また、特に、現在は夫婦共働きで子供がいない場合には、出産やそれに伴った妻の退職などにより大きくキャッシュフローが変化することも予想されますから、できるだけ将来の負担増も考慮した返済額にしておきたいところです。

具体的に、年収540万円の家庭の場合はどうなりますか?

年収540万円の家庭ですと、理想の年間返済額は108万円(540万円×20%)です。

また、毎月の返済額は9万円(108万円÷12か月)となります。

ただし、以下のような計算式も参考にして、総合的に将来の負担増にも備えた返済額を決めることが重要になります。

理想のローン返済額=一般的な月々のローン返済額+将来の金利上昇分・教育費・老後資金等

毎月の返済額はいくらくらいが妥当なのでしょうか?

住宅ローンの毎月の返済額については、まずは現在の家賃を基準に考えるとよいと思われます。また、現在社宅などに住まわれている人の場合は、月収の1/4〜1/5程度を目安とするとよいでしょう。

毎月の返済額は、基本的には長期間安定した返済を継続していく必要があるからです。

ちなみに、一般的には次のように計算します。

一般的な月々のローン返済額=現在の月々の家賃+年間の貯蓄額/12

なお、ボーナスは将来の貯蓄や繰り上げ返済などの余裕資金としておきます。


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