親子ペアローン(親子二世代ローン)とはどのようなものですか?
親子ペアローン(親子二世代ローン)とは、二世帯住宅を考える人たちに適した民間住宅ローンのことです。
公庫融資にも親子が共同してローンを組み、共同して返済していくという「親子リレー返済」がありますが、これの民間版といったところでしょうか。
この親子ペアローン(親子二世代ローン)を利用すると、高齢のため単独では短期の返済期間になり融資額が少なくなってしまう人についても、子供と協力することでこれらの欠点を補うことができます。
ちなみに、公庫融資の場合には、団体信用生命保険はどちらか一人の債務者が加入することになっていますが、りそな銀行の「親子二世代型」住宅ローンの場合には、父と子が1/2ずつの加入が条件になっています。
なお、「親子二世代ローン」「親子リレー返済」のどちらであっても、返済負担の割合、資金の出所などの点で共有持分の割合が難しいですから、事前に税務署や税理士などの専門家と相談してからの利用をおすすめします。
親子ペアローン(親子二世代ローン)のメリットは?
一般的に、たとえば親が60歳で子が25歳のときに、親が単独でローンを組もうとすると、完済時80歳未満が条件になっていますと、返済期間は最長19年間とかなり短期になってしまいます。
しかしながら、親子ペアローン(親子二世代ローン)を利用すれば、子の年齢から80歳までの期間が対象になるので、35年の最長返済期間ができるようになり、これにより、融資額も増額可能で、毎月返済額も軽減させることが可能です。
なお、一定の条件により、子の年収を申込本人の年収に収入合算することも可能ですので、借りやすく返しやすくなるといえます。 |