住宅ローンの基礎知識その2



不動産の鑑定評価について

どのような方法ですか?

不動産の鑑定評価というのは、不動産の価格を決定する方法のことです。

不動産のプライス・メカニズム

一般の商品の価格は、自由なプライス・メカニズムの下で形成されます。

これに対して、不動産は個別性が強く、取引市場も局限されていますので、自由なプライス・メカニズムは成立しにくいです。

不動産、特に土地の適正な価格を求めようとすると、合理的な市場の価格形成機能に代わり不動産の適正な価格を判定する作業が必要になります。

つまり、不動産の鑑定評価とは、合理的な市場があれば、そこで形成されるであろう正常な市場価格を表示する価格を、鑑定士等が的確に把握することを中心とする作業であるといえます。

関連トピック
どのような手順で行われるのですか?

不動産の鑑定評価は、次のような手順を、合理的な判断の下に秩序立てて誠実に行うことです。

■鑑定評価の基本的事項の確定
■処理計画の策定
■対象不動産の確認
■資料の収集および整理
■資料の検討および価格形成要因の分析
■鑑定評価方式の適用
■試算価格または試算賃料の調整
■鑑定評価額の決定
■鑑定評価報告書の作成


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