住宅ローンの基礎知識その2



古典派経済学の土地公有化論について

理論的根拠はどのようなものですか?

古典派経済学の立場からの土地公有化の理論的根拠は、資本蓄積と土地所有の矛盾に求められます。

差額地代論による土地公有化は?

リカードの差額地代論によると、資本の新蓄積は、結果として劣等地への耕作拡大、ひいては地代の上昇を招き、利潤率の低下をもたらすとされています。

つまり、土地所有から生ずる地代が資本蓄積の障害となるということです。

ちなみに、古典派とは別に、土地の公共性や土地の投機による土地利用配分の失敗等の観点から、土地の公有化が論じられることもあります。

関連トピック
どのような考え方ですか?

土地収穫逓減の法則というのは、地代の成立に関する考え方です。

一定の土地から得られる収穫は、その土地に投下される労働・資本の量が増えるに従い増えていきますが、その場合、投下総量が一定限度を超えると、労働・資本の増加分1単位がもたらす収穫量の増加分は、次第に減少します。

土地収穫逓減の法則とは、この事実のことをいいます。

ちなみに、この土地収穫逓減の法則は、地代成立の1つの根拠となっています。


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